おいしいチーズのある暮らし

チーズ素人が食べたチーズを紹介するゆる~いブログ

プーリ二ィ サン ピエール

フランスのロワール地方、アンドルにある村の名前に由来するシェーブルタイプチーズ。 すらりと背の高いピラミッド型から「エッフェル塔」の愛称を持ち、 同じような形をしたシェーブルチーズの「ヴァランセ」の原型になったともいわれています。 シェーブル…

ピコドン

フランスのローヌ・アルプ地域圏、ローヌ川を挟んで向かい合うドロームとアルディッシュで造られている、小さな円形のシェーブルタイプチーズ。 ピコドンの名前の由来は、ロマンス語の 1 つであるオック語で「ピカン(ピリッとして)」と「ドゥ(甘い)」が…

バノン

栗の木の葉に包まれた姿が特徴的な、 フランス、プロヴァンス地方のバノン村のシェーブルタイプチーズ。 その歴史は古く、ローマ時代から造られていたという記述があり、 1270 年にマルシェで売られていた記録が残っています。 特徴となっている栗の木の枯葉…

ロヴ ド プロヴァンス

南フランスの高原でローズマリーやタイムなどをたっぷり食べて育った、 ローヴ種という山羊のミルクを使ったシェーブルタイプチーズ。 お団子のような丸いフォルムが特徴的で、 口どけよくさわやかな酸味とハーブの香りが広がります。 ローヴ種は今では希少…

シャロレ

フランス、ブルゴーニュ地方で、厳しい既定のもとで造られるシェーブルタイプチーズ。 シャロレ製造に使われる山羊の種類は、茶色のアルピーヌ種か白のサーネン種。 10 頭につき 1 ヘクタールの土地、飼葉は AOC ゾーン内で最低 75 %生産されたものを使用、…

ペルシエ ド シェーブル

パリで毎年行われる農業祭で金賞を受賞した、 青カビタイプのシェーブルチーズ。 「ペルシエ」とは「パセリ」の意味があり、白い生地にパセリ状に広がる鮮やかな青カビを指して名づけられました。 (古くはフランス、サヴォワ地方の山羊乳の青カビチーズをペ…

エーデル ピルツ ケーゼ

ドイツで 40 年以上も親しまれてきた青カビタイプチーズ。 コストを抑えることに成功し、ヨーロッパ中で人気のブランド「Paladin」が製造しており、とってもリーズナブルな価格になっております。 青カビチーズには珍しく目の詰んだ生地は、バターのような濃…

ラングル

フランス、シャンパーニュ地方のラングル高原が原産地のウオッシュタイプチーズ。 中世まで遡る歴史があり、 なんといっても特徴的な、フォンテーヌ(fontaine=泉)と呼ばれる上面の窪みがシンボルで、これは熟成時にチーズを反転する作業を忘れたことによ…

ブリ ド モー

パリの東からシャンパーニュまでのブリ地方を代表する、 フランスの誇りともいわれる白カビチーズの王様。 古くから評価が高く数多くのエピソードを持ち、 その気品ある味わいは「チーズでできたお菓子」とも称されており、 同じ地域でうまれた「ブリ・ド・…

シャウルス

フランス、ブルゴーニュ地方の修道士によって 12 世紀頃に造られたとされる、 歴史ある白カビタイプチーズ。 しっかりとしたコクがありながら、軽い酸味とキノコのような香り(フルーツの香りと書いているものも)を持ち、さらりと口溶けがよく後口の切れも…

カチョ ディ ボスコ

イタリアの羊乳チーズ「ペコリーノ・トスカーノ」に白トリュフを加えた贅沢なチーズ。 ※詳細は「ペコリーノ トスカーノ(フレスコ)」を参照ください ↓ ペコリーノ トスカーノ(フレスコ) - おいしいチーズのある暮らし いただいたのは、「イル・フォルテ―…

ボーフォール

上品なコクと芳醇な香ばしさを持ち、美食家ブリア・サヴァランが「チーズのプリンス」と絶賛したとされている、フランスが誇るハードタイプチーズ(加熱圧搾)。 1 年の半分を雪に閉ざされるサヴォワ地方の山岳地帯では、雪解けを迎える 6 ~10 月、アルプス…

トム ド シェーブル

フランスの大型タイプ(重量 1 ㎏程度)の羊乳を使用したハードタイプチーズ。 小型のものが多いシェーブルチーズには珍しい大型のもので、「トム」とはポーション(ひとかたまり)の意味です。 今回いただいたのは、スペインとの国境近く、バスク地方のピレ…

ペコリーノ トスカーノ(フレスコ)

イタリアのトスカーナ地方で紀元前 3000 年ごろから造られている、 歴史ある羊乳のハードタイプチーズ( DOP )。 ペコリーノ・トスカーノの製造は 3 月から春のあいだ行われていたので、 15 世紀には「カチョ・マルツォリーノ」( 3 月のチーズ)とも呼ばれ…

カンタル アントル ドゥ

フランスのオーヴェルニュ地方、カンタル山塊で造られる大型のハードタイプチーズ(非加熱圧搾)( A.O.P. )。 生産量が多くフランスでとてもポピュラーなチーズで、 2000 年も前から造られており、夏のあいだはヴュロン( Buron )という石造りの小屋、秋…

トム ド サヴォワ

フランスのサヴォワ地方で造られている、 山のチーズらしい素朴さを持つハードタイプチーズ(非加熱圧搾)。 周りを覆う分厚いグレーのカビがサヴォワの「トム」の特徴で、熟成と共に、自然な黄、赤、茶色などのカビが混在するようになります。 (「トム」と…

エメンタール

「トムとジェリー」でおなじみの、中に丸い穴がポコポコと開いている姿が可愛らしいスイスのハードタイプチーズ。 「チーズの王様」と呼ばれることもある、エメンタール地方で造られている世界有数の大型チーズで、1 個造るために約 100 Lの牛乳が必要です。…

カマンベール パストリゼ

殺菌乳を用いているため、香りも穏やかでマイルドで優しい味わいの、 食べやすい白カビタイプチーズ。 カマンベール・パストリゼ は、フランスのノルマンディー圏で造られています。 ノルマンディーのカマンベールといえば、 A.O.C. の「カマンベール・ド・…

ブリア サヴァラン アフィネ

さわやかな酸味と滑らかな口どけから高名な美食家の名を冠し、世界的にも人気の高い、Wクリーム製法(牛乳と生クリーム)の白カビチーズ。 ブリア サヴァランは、I.G.P. 認可のチーズで、ブルゴーニュ地方で造られています。 外皮近くはシャンピニョンの香り…

ガレ ド ラ ロワール

ロワール川の下流、アンジュ―地方で造られている、 Wクリーム(牛乳と生クリームを使用)のウォッシュタイプチーズ。 「ガレ」は小石の意味で、ロワール河岸の小石をイメージした形をしています。 通常、ウォッシュタイプのチーズは、酒や塩水で洗うため独特…

オッソ― イラティ

ベアルン地方のオッソーの谷と、バスク地方のイラティの森にその名の由来を持つ羊乳を使用したハードチーズ(非加熱圧搾タイプ)。 ピレネー山脈西側部分では羊乳を用いたチーズ造りが少なくとも中世から行われており、現在のオッソー・イラティに近いチーズ…

ピアーヴェ(ヴェッキオ オーロ)

イタリアのドロミテ山塊地帯(世界自然遺産認定)の山に囲まれた自然豊かなベッルーノで造られるハードチーズ(加熱圧搾タイプ)。 名前は、この土地を南北に流れる(アルプス ~ ヴェネチア)ピアーヴェ川に由来します。 フルーティーな香りと華やかな味わ…

コンテ(8ヶ月以上熟成)

※詳細は「コンテ ド モンターニュ(12ヶ月以上熟成)」を参照ください ↓ コンテ ド モンターニュ(12ヶ月以上熟成) - おいしいチーズのある暮らし コンテの魅力のひとつは、なんといっても、熟成段階により刻一刻と変わりゆく味わいだと思います。 8ヶ月熟…

コンテ ド モンターニュ(12ヶ月以上熟成)

フランシュ=コンテ地方のジュラ山脈一帯で 1000 年以上昔から造られているハードチーズ(加熱圧搾タイプ)。 フランスA.O.C.チーズの中で生産量ダントツ 1 位! そのため、手頃な価格ですが、テロワール(その土地の気候風土)が反映された美味しさと、熟成…