おいしいチーズのある暮らし

チーズ素人が食べたチーズを紹介するゆる~いブログ

プーリ二ィ サン ピエール

フランスのロワール地方、アンドルにある村の名前に由来するシェーブルタイプチーズ。

 

 

すらりと背の高いピラミッド型から「エッフェル塔」の愛称を持ち、

同じような形をしたシェーブルチーズの「ヴァランセ」の原型になったともいわれています。

 

シェーブルチーズの中では 2 番目に AOC を取得し、ここ 10 年程で生産量は 2 倍にも増えているようです。

 

 

柑橘系のフルーツを思わせる、やや強めの爽やかな酸味がありますが、

クリーミィでシェーブル特有の香りも軽く食べやすいチーズです。

 

熟成につれ外皮はごつごつと粗くなりますが、均一できめ細かな生地は、凝縮された旨みとしなやかさを増していきます。

 

 

熟成によって 2 つの種類があり、

1 つは「ジオトリカム」に覆われた白いチーズ。

もう 1 つは「ペニシリウム・アルバム」に覆われた青いチーズです。

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、今回いただいたものは「ジオトリカム」で熟成された白いチーズです。

 

穏やかにシェーブル特有の香りのする生地は、白くやわらかでクリームチーズのようで、黄色の薄めの表皮に包まれています。

 

口に含むとふわっとムースのような軽い口当たりで、

ミルクの優しい味わいの中に、牧草を思わせる独特の苦みと梅干しのような酸味が感じられ、後を引きます。

 

 

 

 

独特な形と、シェーブルらしさが前面に出た爽やかな味わいで、

好みは別れそうですが、記憶に残ること間違いなしのチーズです!!