シャロレ
フランス、ブルゴーニュ地方で、厳しい既定のもとで造られるシェーブルタイプチーズ。
シャロレ製造に使われる山羊の種類は、茶色のアルピーヌ種か白のサーネン種。
10 頭につき 1 ヘクタールの土地、飼葉は AOC ゾーン内で最低 75 %生産されたものを使用、年間 150 日以上放牧など、製造や規格の他に厳しい決まりがあります。
時間をかけてゆっくりと型入れするため、中身は締まって濃厚。
ほどよい酸味とヘーゼルナッツやアーモンドを思わせるコクのある風味を持ち、
熟成につれ周りに白や緑のカビをまといながらコクを増していきます。
さて、今回いただいたのは農家製(fermier)製のもの。
黄土色で少し厚めの表皮に、オフホワイトの中身はしっとりとクリームチーズのよう。
シェーブル特有の香りの中にナッツ香があり、ややねっとりとしたとした口当たりです。
口に含むとアーモンドのようなコクが、がっと押し寄せ、そこに軽い酸味と苦味、最後にミルクの甘味が口に残ります。
酸味が聞いたものが多いシェーブルチーズの中ではかなり濃厚に感じられました。
こってりとしたパンチのきいたシェーブルチーズが食べたいときにおすすめです(^^)