ガレ ド ラ ロワール
ロワール川の下流、アンジュ―地方で造られている、
Wクリーム(牛乳と生クリームを使用)のウォッシュタイプチーズ。
「ガレ」は小石の意味で、ロワール河岸の小石をイメージした形をしています。
通常、ウォッシュタイプのチーズは、酒や塩水で洗うため独特の香りになりますが、ガレ ド ラ ロワール は「水」だけで洗うため香りが穏やかです。
また、ふわっと広がるミルクの甘味や、やわらかな表皮と乳脂肪分が高くトロリとした生地なので、とても食べやすく人気のあるチーズです。
さて、実際にいただいてみました。
カマンベールのような見た目ですが、塩素系漂白剤のような、かすかに薬品を思わせる香りがします。
しっかり熟成されたものでしたので、押すと中身が出てくるほど柔らかくトロトロでクリーミィ!
香りに反して味はとても穏やかで、生クリームのマイルドな味わいに、牧草を思わせる青い苦みが追いかけてきます。
外皮もクセがなく、シコシコとした食感で美味しく、無殺菌乳を使用した白カビタイプのチーズのような、ピリピリとした刺激も全く感じませんでした。
私としては、カマンベールやブリーのような白カビチーズよりも食べやすいチーズだと思いましたが、やはり香りに若干のクセがあるので、そこで好みが分かれるかもしれません。
それでも、ウォッシュタイプのチーズの中ではとても穏やかな香りなので、「ウォッシュタイプのチーズに抵抗があるかもしれない…。」という方は、まずは試しに ガレ ド ラ ロワール を食べてみるのがおすすめです(^^)